「ウイルヘルム・ライヒ」とは
「ウイルヘルム・ライヒ」(Wilhelm Reich)は、オーストリア出身の精神分析家、医師、そして社会科学者であり、20世紀の心理学と精神医学において重要な人物の一人です。彼は、フロイトの弟子として精神分析学を学び、独自の理論を展開しました。
ライヒは、人間の心の中にある「生命エネルギー」(Orgone energy)の存在を提唱し、このエネルギーを活用することで人間の健康や精神的な問題を解決できると考えました。この「生命エネルギー」は、自然界にも存在するとされ、彼はこのエネルギーを研究するために、オルゴンボックス(Orgone accumulator)という装置を開発しました。
また、ライヒは、心の問題や性の問題に焦点を当てた治療法を提唱し、特に、身体的なセラピー(body therapy)を行うことで、心身の問題を解決できると主張しました。彼の独自のアプローチは、当時の精神医学界にとって新鮮な刺激となり、多くの支持者を得ました。
しかし、ライヒは様々な理由で精神科医会から批判され、追放されることになります。さらに彼は、政治的な活動にも関わり、アメリカ合衆国政府によって追放され最後は投獄されてしまいます。
オルゴンエネルギー
「オルゴンエネルギー」ウィルヘルム・ライヒが提唱した、自然界や人間の生命活動に存在するとされるエネルギーのことです。
ライヒは、人間の身体に存在する生命エネルギーが精神的な健康や幸福感に重要な役割を果たしていると考え、このエネルギーを「オルゴンエネルギー」と名付けました。
1940 年、ライヒ博士は、宇宙空間の生命力エネルギーを吸収する有機物と、蓄積する金属を交互に重ねる事により、エネルギーを集積するオルゴン・ボックスを発明しました。
このエネルギーを、生命の源、性のオルガスムスにちなんで「オルゴンエネルギー」と名付けました。
彼は、このオルゴンエネルギーが、自然界にも存在すると主張し、さらには、オルゴンエネルギーが健康に良い影響を与えると考え、独自の治療法や装置を開発しました。
このエネルギーは欧米で「エーテル」・中国で「気」・チベット密教は「プラーナ」と呼ばれるものに近いかもしれません。
しかしながらこれらのエネルギーは科学的には証明されていません。
そしてライヒは「オルゴンボックス」という装置を開発し、この中で人々がオルゴンエネルギーを取り入れることで、身体や精神の健康に良い影響を与えると主張しました。
また、彼は、植物や動物の生命活動にもオルゴンエネルギーが関与していると考え、これに基づいた独自の自然観を持っていました。
しかし、オルゴンエネルギーが存在するかどうかや、その影響については、科学的に証明されていませんが、一部の人たちはこのオルゴンエネルギーの可能性をいまでも追及しています。
私は実際に知り合いの医療施設で現代版オルゴンボックスを見ました。
ものすごい高額だったとのことですが、このボックスに食品等を入れてエネルギーを取り入れているとのことでした。
個人的には宇宙空間全体の無限のエネルギーの存在はあると思っていますし、それを自由に取り出せる技術も開発されると思います。
それがエネルギー問題を一気に解決する「フリーエネルギー」かもしれませんし、UFOの運航には使われているエネルギーかもしれません。
いずれ解明される日が来ることでしょう。